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土曜日, 11月 21 2009 @ 05:05 午前 PST

家計経済研究所 パネル調査・カンファレンス 発表要旨(予定)

アトリションの対処がもたらす諸問題

アトリションの対処がもたらす諸問題

相田真彦1・池田謙一2

JESIII(Japan Election Study III;研究代表 池田謙一)は70年代半ばから始まったわが国における大規模な学術選挙研究の系譜に連なる学術調査である。縦断的調査(longitudinal survey)に必然的に付随するアトリションの問題に対して、政治学における調査を始め多くは標本を調査の途中で入れることで必要な標本数を確保してきた。これは推定量の分散の水準を一定に押さえる為の方策であり、適切に行えば有効な方法であろう。その一方で分散に加えてもう一つの成分であるところのbiasについて標本を追加する事がどのようなインパクトを与えうるかについては議論があまりされてこなかった。 またわが国では受け入れられているとはいえない欠測ウェイトの利用がどのような条件の下でどれ程欠測によるbiasを減らしうるものであるかを議論する。

1  非等確率抽出の問題

  1. 追加標本の利用は自己加重推定を不適当なものにしてしまい、標本の追加による抽出確率の変化がランダムでなく回答者の属性と相関を持つ場合、通常の単純無作為抽出を仮定した点推定と分散の推定はbiasをもたらす可能性がある。

  2. 誤差を最小にする標本の追加方法の考察、Replicated samplingおよびウェイトを用いる方法。その両者の利点と欠点の比較。

2  欠測(Non-response)の問題の影響

  1. JESIIIにおける欠測のパターンおよび誤差の評価

  2. 欠測メカニズム、ウェイトによる補正の理論的な背景

  3. 縦断的調査におけるpropensityウェイトの作成およびResamplingによるpropensityウェイトのMSE(点推定におけるbiasと分散の評価)への影響の評価


Footnotes:

1University of Michigan, Institute for Social Research
2東京大学 人文社会系研究科


File translated from TEX by TTH, version 3.40.
On 21 Oct 2004, 11:35.


最終更新日: 木曜日, 10月 21 2004 @ 07:26 午後 PDT; 585 閲覧件数 印刷用画面